CalendlyとDoodleは、どちらも日程調整に使えるツールです。ただし、予定が決まるまでの進め方が違います。
Calendlyは、主催者が公開した空き枠のなかから、相手に予約してもらう流れが中心です。一方、DoodleのGroup Poll(候補日投票)は、複数の候補を提示して参加者の回答を集め、その結果を見て主催者が日時を確定します。
つまり選ぶ基準は、普段の日程調整が「空き枠を選んでもらう」ものなのか、「参加できる候補を回答してもらう」ものなのか、という点になります。
予約可能な時間をあらかじめ決めてリンクを共有するならCalendly、複数人の都合を候補ごとに集めるならDoodleが合います。
Calendly
こんな人に
空き枠を管理し、相手に予約時間を選んでもらう
Doodle
こんな人に
複数の候補日について参加者の回答を集め、最後に主催者が確定する
ただし、Doodleにもbooking page(予約ページ)があります。製品名だけで用途を決めず、主に使いたい調整方法から選ぶことが大切です。
| 比較する点 | Calendly | Doodle |
|---|---|---|
| 主な進め方 | event typeの予約リンクを共有し、招待者が空き枠を選ぶ | 主催者が候補を提示し、参加者が候補ごとに回答する |
| 日時の決まり方 | 公開された予約枠から招待者が選ぶ | 回答を確認した主催者が最終日時を確定する |
| カレンダーとの関係 | 接続したカレンダーで予定あり(Busy)になっている時間と利用可能時間をもとに予約枠を制御する | カレンダーを接続すると、既存予定との競合を確認できる |
| タイムゾーン | 招待者には自動検出した現地時間で枠を表示する | 投票時刻を参加者ごとの現地時間へ自動変換する |
| 無料利用の主な範囲 | 1 event type、接続カレンダー1件 | Group Poll、booking page、Sign-up Sheet。Group Pollは1件あたり10候補まで |
大きな違いは、日程を決める前に主催者が何を用意するかです。
Calendlyでは、予約を受けられる時間帯や、予定の前後に空ける時間などを設定したうえで、予約リンクを共有します。DoodleのGroup Pollでは、主催者が複数の日時を候補として並べ、参加者から回答を集めます。
Calendlyでは、主催者がevent typeごとの予約リンクを共有します。event typeとは、予約してもらう予定の種類のことです。招待者は、表示された空き枠から都合のよい時間を選びます。予約ページはWebサイトへ埋め込むこともできます。
予約枠は、接続したカレンダーで予定あり(Busy)になっている時間だけで決まるわけではありません。主催者が利用可能な時間を指定し、そこへ「予約までに必要な最低通知時間」と「予定の前後に確保する時間」を組み合わせて調整できます。たとえば、既存の予定と重ならないようにしつつ、会議と会議の間に準備時間を確保する、といった運用ができます。
招待者の画面には、自動検出された現地のタイムゾーンで予約枠が表示されます。異なる地域にいる相手との調整でも、時差を手作業で置き換えずに候補を見てもらえます。
なお無料プランでは、event typeと接続カレンダーがそれぞれ1件です。複数のevent typeを使い分けたい場合や、複数の担当者へ予約を割り当てるround robinが必要な場合は、有料プランの範囲を確認する必要があります。round robinはTeams以上が対象です。
DoodleのGroup Pollでは、主催者が複数の候補を作成します。参加者は候補ごとに「参加できる」「必要なら参加できる」「参加できない」に相当する回答を送り、その結果を見て主催者が最終日時を確定します。
回答する側は、Doodleのアカウントを作る必要がありません。名前とメールアドレスを入力すれば回答できます。調整相手が複数いて、全員の都合を候補ごとに見比べたい場面に使いやすい進め方です。
投票に表示される時刻は、参加者ごとのタイムゾーンへ自動で変換されます。カレンダーを接続すれば、候補と自分の既存予定が重なっていないかも確認できます。
機能の範囲には注意が必要です。最終日時の通知は標準で用意されていますが、次の機能はProfessionalの対象です。
また、Doodleは候補日投票だけに限定されたツールではありません。無料プランにもbooking pageが含まれます。予約ページを中心に検討する場合は、実際に必要な設定を契約前に確認してください。
両者とも無料で試せますが、無料枠で使える内容と、有料プランの課金条件が異なります。
| ツール | プラン | 料金・条件 |
|---|---|---|
| Calendly | free | 個人向けの恒久無料プラン。1 user、1 event type、接続calendar 1件を含む |
| Calendly | standard | 年払い表示で、1 seatあたり月額相当10 USD |
| Calendly | teams | 年払い表示で、最初の30 seatsまでは1 seatあたり月額相当16 USD。31 seats以降は段階単価が下がる |
| Doodle | free | 0 USDでGroup Poll、booking page、Sign-up Sheetを作成できる |
| Doodle | professional_single | rest of worldのProfessional single licenseは月払い15 USD、年払い132 USD |
| Doodle | team | rest of worldのTeam年払いは1 userあたり月額相当8.95 USD。2 users以上が必要 |
必要なプランを絞るときは、Calendlyならevent typeや接続カレンダーの数、DoodleならGroup Pollの候補数や投票管理機能を確認すると判断しやすくなります。
注意
料金は2026年7月17日に確認したGLOBAL向けのUSD表示です。両製品とも日本固有の公式料金は確認できていないため、日本向け価格としては扱っていません。契約前に対象地域、請求周期、利用人数を公式画面で確認してください。
面談や相談など、主催者側が受け付けられる時間を設定し、そのなかから相手に選んでもらう使い方ならCalendlyが候補になります。空き時間、最低通知、予定前後の余白を組み合わせられるため、予約を受ける条件を先に整える運用に向いています。
無料プランはevent typeと接続カレンダーが各1件なので、まず1種類の予約受付から始める場合には試せます。受付内容を複数に分けたい場合や、round robinで複数担当者へ予約を割り当てたい場合は、有料プランを検討します。
主催者だけでは日時を決められず、複数人の回答を見て最終候補を選ぶ場合は、DoodleのGroup Pollが候補になります。参加者はアカウントを作らずに回答でき、主催者が最後に日時を確定します。
無料プランでは、1つの投票につき候補は10件までです。10件を超える候補が必要なら、契約前に利用可能なプランを確認してください。回答期限や未回答者への自動通知、回答内容を隠す設定が必要なら、Professionalの対象機能を確認します。
招待者向け画面で公式に案内されているネイティブ言語は、Calendlyが7言語、Doodleが5言語です。ただし、どちらの公式一覧にも日本語は含まれていません。
日本語を使う参加者へ共有する場合は、実際の画面を確認したうえで、回答方法や確定までの流れを案内できるか検討してください。
Q.どちらも無料で試せる?
A.はい。CalendlyのFreeは1 user、1 event type、接続カレンダー1件を含みます。DoodleのFreeではGroup Poll、booking page、Sign-up Sheetを作成でき、Group Pollの候補は1件につき10件までです。
Q.Doodleは候補日投票にしか使えない?
A.いいえ。無料プランにもbooking pageが含まれます。予約ページを主に使う場合は、必要な設定を契約前に確認してください。
Q.海外の相手との日程調整に使える?
A.Calendlyは招待者に自動検出した現地時間で空き枠を表示し、Doodleは投票時刻を参加者ごとの現地時間へ自動変換します。どちらも、異なるタイムゾーンの相手へ候補時刻を示せます。
確認日: 2026-07-17(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)
Calendly
Doodle